アイフルは過払い金を自虐ネタでカットする作戦

アイフル捨て身の戦略

アイフルが過払い金の返還を求める人たちに対して、捨て身の戦略を打ち出しています。

2011年6月以降、アイフルは、過払い金返還請求をしている利用者の代理人の人たちに、「伝達・確認依頼書」という文書を送ったのだ。
この文書の内容は、シンプルに言うと、どんどん増える過払い金返還請求で、企業の存続が危ぶまれているから、本来の返還額の60%カットで手を打ってほしいというもの。

アコムやプロミスでは、カット率は10%~20%なので、60%カットはかなり大きい。
さらに、文書の中には、経営破たんした武富士を引き合いにだし、『いつ武富士と同じ道を歩まないとも言い切れない』と『破たん』をにおわせる個所まで。

『破たんして過払い金返還自体があやしくなるよりも6割カットの方がいいんじゃない?』っということですね。
しかも6割カットの和解案に応じなかった場合、(つまり5割以上の返還を求める場合)、1年以上の期間がかかる場合もあるとされている。

ここ数年では、高い返還率を望む場合には訴訟問題になる場合が多いのだが、それで消費者金融側が敗訴しても控訴することで、1年ほど支払まで時間を稼げるので、その間に破たんすれば、どちらにせよ過払い金は大幅にカットされてしまうので、6割で手をうっておけといっているのだ。

アイフルは現在事業再建中なので、万が一今後破たんしてしまうと、過払い金返還9割カットの可能性のある破たんした武富士のようになる可能性もあるとして、これらのマイネス面を上げ、6割カットの同意を求めている。

さらに一方で、銀行にも、自分たちをみすてないように釘をさしているようで、アイフルの捨て身の戦略は、逆に周囲の反発を買わないか気になるが、このようなリスキーな行動にでるということは、それだけ過払い金返還問題に有効な手だてがないということでもあるのでしょう。