国債急落で高まる警戒

国債急落で高まる警戒

国内の銀行が日本国債の値下がりリスクに対する警戒心をこれまで以上に強めています。
景気の低迷で貸出が伸び悩み、余剰資金で国債保有を増やすことをしてきたのだが、日本の財政悪化は、いまやギリシャよりもひどい状態で、いつ国債が急落してしまうのかわからないためであり、財政再建には不可欠である、消費税の引き上げも迷走状態というのもこの警戒に拍車をかける結果になっている。

日本銀行は、国債急落により、長期金利が今後2%上昇した際に、国内の銀行に約12兆8千億円の損失が発生してしまうと試算をし、各大手銀行は、危機管理マニュアルを策定して来るXデー対策をして備えています。

日本銀行の統計からみると、昨年末の銀行、保険会社といった国内金融機関が保有している日本国債の残高は、前年比で2.3%増の初の600兆円越えで、ゆうちょ銀行を除いた国内銀行の保有額は183兆円ほどなので、金利2%の上昇でおよそ8%の損失が発生してしまう計算に。

IMFも金融システムに与える影響を懸念していて、金利が仮に2.5%まで上昇してしまった時の損害額について、金融庁を通して各行に報告を要請したことで、メガバンクの幹部は、国際金融当局の危機意識を実感することになったようだ。